この前会社の後輩に「ノイキャンヘッドホンって高いやつ買わないと意味ないですか?」って聞かれて、即答した。「いや、1万円以下で十分戦える」と。
ただ、これ半年前の私だったら逆のこと言ってた。当時はSONYのWH-1000XM5を使ってて、「ノイキャンは3万出さないとダメ」って信じてた側の人間だったから。
きっかけは去年の秋、XM5を会社に置き忘れて帰った夜。どうしてもノイキャンなしで眠れなくて(隣の部屋の洗濯機がうるさい)、Amazonで「とりあえず」買ったのがEarFun Tune Proでした。6,980円。届いた翌朝、自分の常識がひっくり返った。
で、そこからスイッチが入って、結局3ヶ月で3台買いました。全部1万円以下。我ながらどうかしてます。
結局3台買って残った話をする
先に結論から書く。3つ試して、今メインで使ってるのはEarFun Tune Pro。サブがAnker Soundcore Space One。Sony WH-CH720Nは後輩にあげた。

ただ、CH720Nが悪いわけじゃない。むしろSONYらしい真面目な音で、万人受けする優等生。ただ、私の使い方には合わなかった。この辺は後で詳しく書く。
EarFun Tune Pro、6,980円でこれは反則
最初に言っておくと、箱を開けた瞬間は「あ、やっぱ安いな」って思った。パッケージはシンプルだし、ヘッドバンドの質感もまあ値段なり。正直、第一印象は60点。
でも音を出した瞬間に評価が変わる。
40mmと10mmのデュアルドライバー構成で、低音に厚みがあるのに中高音が埋もれない。Spotifyでいつも聴いてるプレイリストを流したら、「あれ、この曲こんな音入ってたっけ」ってなりました。Bluetooth 5.4対応で、LDAC接続だとさらに解像度が上がる。
ノイキャンは3段階調整で、最強にすると隣の部屋の洗濯機がほぼ消える。カフェの雑音もかなり抑えられる。ホワイトノイズが乗らないのが偉い。安いノイキャンにありがちな「サーッ」って音、これにはない。
バッテリーが化け物。ANCオンで80時間、オフなら120時間。数字だけ見ると嘘くさいけど、実際に月曜から金曜まで毎日4〜5時間使って、週末に充電すれば余裕で持つ。充電の存在を忘れるレベル。
マルチポイントも対応してるから、仕事中はPCに繋いで、帰りはスマホに切り替え。切り替えも2〜3秒で、ストレスがない。
弱点は装着感。イヤーパッドがちょっと硬めで、3時間超えると耳の上が痛くなる。あと折りたたみ機構がないから、カバンの中でかさばる。通勤メインの人はここがネックかもしれません。
気になった人はこちら → 楽天市場で「EarFun Tune Pro」を見る
Anker Soundcore Space One、安定のAnkerだけど…
Ankerのヘッドホンは過去にも何個か買ってて、ハズレがない印象。Space Oneもその路線。8,990円で買いました。

音質はフラット寄り。EarFunが「おっ」ってなる派手さがあるのに対して、Space Oneは「うん、いい音だね」っていう堅実なタイプ。どのジャンルもそつなくこなす。ポッドキャストとか人の声がメインのコンテンツはこっちの方が聴きやすい。
ノイキャンは「ウルトラノイズキャンセリング2.0」って名前がついてて、周囲の環境に合わせて自動調整してくれる。電車の中だと自動で強くなって、静かなオフィスだと弱めになる。この自動調整がかなり賢くて、手動で切り替える手間がない。
LDAC対応、マルチポイント対応、バッテリー55時間。スペック表だけ見ると完璧に近い。
じゃあなんでサブなのか。
295g。これ。EarFun Tune Proより重い。長時間つけてると首に来る。あと、側圧がちょっと強めで、メガネかけてる私は30分くらいでこめかみが気になり始める。メガネなしなら問題ないと思います。
アプリの出来はAnkerが圧勝。イコライザーもプリセットが豊富だし、ノイキャンの強度も細かく設定できます。EarFunのアプリが「使える」レベルだとしたら、Ankerのは「使いたくなる」レベル。
Sony WH-CH720N、ブランドの信頼感はあるけど
正直、最初はこれが本命でした。SONYだし、V1プロセッサー搭載だし、192gっていう軽さは3つの中で断トツ。Amazonで12,800円で買いました。
良い点から書くと、とにかく軽い。192gは冗談抜きで「つけてるの忘れる」レベル。長時間作業するなら装着感は3つの中でベスト。あとDSEEっていう圧縮音源を補完する技術が入ってて、Spotifyの通常音質でもそれなりに聴ける。
たですね。
ノイキャンが他の2つと比べると一段弱い。低い音はそこそこ消えるんですけど、人の声とかキーボードのカチカチ音みたいな中〜高周波がけっこう残る。カフェで使うと、隣の会話が普通に聞こえちゃう場面がある。
あと、マルチポイント非対応。これが個人的には致命的でした。PCとスマホを行き来する使い方だと、毎回Bluetooth設定を開いて切り替えなきゃいけない。2026年にこれはちょっと厳しい。
音質はさすがSONY。中音域の解像度が高くて、ボーカルものは3つの中で一番気持ちいい。ただ、低音は控えめ。EDMとかヒップホップ聴く人は物足りないと思います。
35時間のバッテリーも悪くないけど、EarFunの80時間を知ってしまうと……まあ、比較対象が悪い。
で、結局どれを買えばいいのか
3つ使い倒した上での結論。
コスパ最優先ならEarFun Tune Pro。6,000〜8,000円台でデュアルドライバー、80時間バッテリー、マルチポイント、LDAC対応。個人的にはここまで来ると「安いから仕方ない」って言い訳できるポイントがほぼない。装着感だけ、試着できるなら試着してほしい。
アプリで細かく調整したい、ポッドキャスト多めならAnker Soundcore Space One。自動ノイキャン調整とアプリの完成度が高い。音楽よりも「いろんな音声コンテンツを快適に聴く」用途に向いてる。
とにかく軽さ重視、SONYブランドの安心感がほしいならWH-CH720N。192gは正義。ただ、マルチポイント非対応は覚悟して。あと予算が12,000〜15,000円くらいになるから、「1万円以下」って枠からはギリギリはみ出す。
あ、話それるけど、最近1万円以下のヘッドホン市場がすごいことになってて、Edifier W820NB Plus Gen2とかSoundpeats Space Proとかも気になってる。ただ、これ以上買うとさすがに部屋がヘッドホンだらけになるので自制してます。たぶん。
気になった人はこちら → 楽天市場で「ノイズキャンセリング ヘッドホン」を見る
買う前に確認してほしい3つのこと
最後に、1万円以下のノイキャンヘッドホンを選ぶとき、スペック表に出てこないけど大事なポイントを3つだけ。
1つ目、重さと側圧は試着しないとわからない。スペック上は数十グラムの差でも、1時間つけると体感が全然違う。ビックカメラとかヨドバシに展示機があれば、10分でいいからつけてみて。
2つ目、マルチポイントの有無は意外と生活を変える。PCとスマホを両方使う人は、これがないとストレスが地味にたまる。地味だけど確実にたまる。
3つ目、ノイキャンの「強さ」より「質」を見る。安いノイキャンはホワイトノイズが乗って、結果的に疲れる。レビューで「ノイキャンONでもホワイトノイズなし」って書かれてるやつを選んだ方がいい。
ちなみに私のXM5は引き出しの奥で眠ってる。3万円のヘッドホンを寝かせて7,000円のを毎日使ってるこの状況、冷静に考えるとけっこう面白い。
RELATED ARTICLES
💡 お得に買うコツ
楽天市場ならポイント還元でさらにお得!セール時期を狙えば20〜30%OFFも狙えます。
※価格は記事執筆時点のものです。最新価格は各ショップでご確認ください。

コメント